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FRANCISCO MORA CATLETT / FLYING LOTUS / LINKWOOD FAMILY / EL GUINCHO

FRANCISCO MORA CATLETT
FLYING LOTUS
LINKWOOD FAMILY
EL GUINCHO
WATCH TV & THE LOVEMONK ALL STARS

FLYING LOTUS
ヨーロッパ人や西洋音楽には、彼らの文化の源流ともいえるヘレニズム文化への憶いが潜在的に根強く残っているように思え、古くは70年代のプログレッシヴ・ロックやバロキスムの象徴ともいえるロックミュージックからも、そうしたギリシャ的でノスタルジックな彼らの感情が聴こえてきて、常に気になっていた。特に、ヘレニズム時代のギリシャ人の民族意識が崩壊していき社会の規
The ancient North Africans

範やアイデンティティが衰えていくなかでの、東西文化が衝突し融合して生まれた新しい文化" コスモポリタニズム" や " ビザンティン文化 " に興味を持ったのだが、21世紀に入ってからのヨーロッパや東欧、北欧のクラブミュージックを聴いていても、そこにはヘレニズム時代の地中海文化にも似た多元的世界が描かれていることが多い。Mulatu Astatke+ the Heliocentrics " Inspiration Infomation " やBeirutもそうだし、Kerkko KoskinenとFive Corners Quintetの " Othello "や " Agatha " 、それにNicola Conteが目を付けたNativeの " Prussian Blue " にも顕著だ。先端のクラブミュージックはいま無国籍音楽の地中海的世界やアフリカのスーダン北東部ヌービアン( Nubian ) へと向かい始めている。70年代には微かにあった我々日本人という民族意識も、すでにどこかに消え、仏像や戦国時代ブーム現象が表れ、仏像ガールや武将オタクがメディアで話題になっているが、あれも、そうした深いところで端を発してるのではなく、単なるNHKの大河ドラマのテレヴィに毒され洗脳されている大衆操作、メディア全体主義現象に過ぎないのだが、アイデンティティなき我々の不安な心のひとつの現象ではあるのだろう。
Greek Orthodox Christian Byzantine Music 1
http://www.youtube.com/watch?v=1P5FZkqWBuU

ロサンジェルスを拠点に活動するDeclaime ( Stones ThrowからDudley Perkins名義でも作品をリリースしているし、2004年に Up Aboveから " Conversations With Dudley " というアルバムも発表している ) の夢見心地の
ヴォーカルと、Flying Lotusが合体した。彼らはこのシングル以前にもアルバム " Astrmsacomin " でもコラボレーションしていたが、特にタイトルにもなっているサイドAの " Whole Wide World " は、ドープでスモーキーなこの世とも思えないほどの夢見るグルーヴが延々とうねっていて、そこにノスタルジックなヴォイスとオルガン、そしてピアノ、女性シンガーPattie Blinghのポエト・リーディングなどが絡みつき未知の快楽世界を構築している素晴らしいものだ。こうした様々な音楽が混在するのもまた、黒人音楽のルーツである壮大なアフリカ大地/故郷を喪失した彼らのアイデンティティなき魂のなせる業なのかも。

FLYING LOTUS / WHOLE WIDE WORLD ( RAMP 016 )
A: 1. Whole Wide World feat Pattie Blingh - Vocal 2. Whole Wide World (Inst)
B: 1. Lit Up (Vocal) 2. Lit Up (Inst) 3. Keep It Moving (Instrumental)
words by Declaime
music by Flying Lotus
RAM RECORDINGS 2009

Flying Lotus & Declaime - Whole Wide World (feat Pattie Blingh)

Flying Lotus & Declaime - Whole Wide World (feat Pattie Blingh)
Whole Wide World / Lit Up / Keep It Moving 12"

LINKWOOD FAMILY
" Sunset Dub " と " Sunrise Dub " で構成されているリンクウッド・ファミリーの " Miles Away " のダブミックス。ジャケットはハンドメイドによるシルクスクリーン・プリントで、ホワイト・ヴァイナル盤1000枚限定で発売されている。 " Miles Away " をデトロイトのEchospaceのSteve Hitchell ( Intrusion ) がスーパー・ダビー・テクノ・リミックスしていて、アンビエン
トな気だるいクールでいてダウンなジャズ・グルーヴが延々と流れている。やはりこのFireCrackerレーベルとLinkwoodは、ただ者ではなかった。この衰退していく不景気な音楽産業の時代にはレコード・コレクターの蒐集癖をクスグルような展開と、音楽そのものの内容が充実したものしか、もう生き残れないだろう。

LINKWOOD FAMILY / MILES AWAY - INTRUSION DUBS ( FIREC 005 )
A. Miles Away Sunrise Dub
B. Miles Away Sunset Dub
remixed by Stephen Hitchell
Trumpet - Colin Steele
Vocals - Joseph Malik
designed & screen printed by House of Traps
limited Press of 1000 Copies on 180gm White Vinyl
FIRECRACKER RECORDINGS 2009

http://www.myspace.com/firecrackerrecordings

FRANCISCO MORA CATLETT
デトロイトテクノのカール・クレイグとはBug In The Bass BinやInnerzone Orchestraの頃からThe Detroit Experiment、そして現在までその片腕でもありメンバーのひとりでもある天才肌のドラマー/パーカッショニストFrancisco Mora Catlettは、World Trade Music (1999) や " Outerzone ( 2007 ) " と
いう作品を発表しているが、この12"シングル" Baba Lu Aye " はアルバム" Outerzone ( 2007 ) " に収録されていたものの別ヴァージョンで、Moraのサードとなるニューアルバムに先駆けシングル・カットされたもの。マックス・ローチを師に持ち、ロイ・ブルックスを尊敬するMoraの、前にでることのない洗練されたパーカッシヴ・グルーヴはやはり天才的だとしか言えない。音楽の要はなによりもドラムスとリズムだ。ここでの音楽は、オブキュアでスピリチュアルな天空世界を思わせるもので、Mulatu Astake + The Heliocentricsの " Inspiration Information " での音楽にも、どこかで通じている新しい時代の到来を感じさせられる音楽だ。

FRANCISCO MORA CATLETT / BABA LU AYE ( REZO ) " ABERIKU TO AGUA " ( PC 12002 )
A: 1. Outerzone Band Album Version
2. Outerzone Band Carl Craig / Craig Talborn Mix
B: Baba Lu Aye - Empyreal Version
Francisco Mora Catlett; drums, percussion, arranger and composer
Marshall Allen: alto sax and flute
Craig Taborn: keyboards, bass keys and guataca
Carl Craig: synthesizers and apace sound program design
John Douglass: trumpet, electronic trumpet and flugelhorn
Dwight Adams: trumpet
Cassious Richmond: alto sax in Pa'Los Mayores
" Akunda " Brian Hollis: percussions
Andrew Daniels: percussion
produced by Francisco Mora Catlett
excutive producers: Francisco Mora Catlett / Carl Craig / George Katsiris
PREMIERE CRU MUSIC 2009

Francisco Mora Catlett - Amazona (Prelude/Dawn)
http://www.youtube.com/watch?v=-1TYsb5_IAw
2005年にリリースされた " River Drums " に収録されていた曲Amazona。
パーソネルはMarcus Belgrave: 1st trumpet / John Douglass: 2nd trumpet / Sherman Mitchell: trombone, flute, oboe / Vincent Bowens: tenor sax, flute / Alex Harding: baritone sax, bass clarinet / Kenny Cox: piano / Rodney Whitaker: bass / Emile Borde: steel drums / Alberto Nacif: Cuban percussion / Jerry Le Duff: world perussion / Francisco Mora Catlett: drum setによるもの。

http://franciscomoracatlett.com/

WATCH TV & THE LOVEMONK ALL STARS
スペインのビート・プロデューサー、DJのWatch TVの曲は " Future Sounds of Jazz "のコンパイル・アルバムのなかにも収録されていて、ベルリンからイスタンブールまでを駆け抜ける売れっ子DJでもある。このリミックス曲はBarrabasの '72年の" Wild Safari " を、カリビアン・パーカッションと アフロ・ビートでカヴァーしたもの。Lovemonkレーベルは、スペインを代表する
ラテン・ハウス、ジャジー・ハウス、ファンクなどを主としたハウスミュージック作品を数多くリリースしている。が、音楽的には古いハウスミュージックの体質を感じ、心から推薦できるものでないが・・。

WATCH TV & THE LOVEMONK ALL STARS / WILD SAFARI ( LOVEMONK LMNKV 36 )
A: 1. Watch Tv & The Lovemonk All Stars / Wild Safari feat. Gene Garcia
B: 1. Darshan Jesrani Remix
produced by Watch TV
vocals Gene Garcia
special guests Gecko Turner & Martin Buscaglia
written and composed by Fernando Arbex
artwork by Manuel & Co
LOVEMONK 2009

Lovemonk Live!
http://www.youtube.com/watch?v=7Ith9-HDVEc

martin buscaglia - presiento que esta noche soy un lirio
http://www.youtube.com/watch?v=IYU3g3HC_IA

BARRABAS - WILD SAFARI
http://www.youtube.com/watch?v=sWE1M1uqw8A

SUMO Feat. SAMMY KASULE
スウェーデンのデュオSumo ( Bangana ) をフィーチャーした、ウガンダの歌手Sammy Kasuleを迎えカリブ、ダブが風味に添えられたアフロ・ハウスハウス。OsunladeからSimbad, Makossa、Tiger Stripes、Tedd Patterson、そ
してLaurent Garnierに影響された彼らならではのハウスミュージック。失礼だが音楽よりも、真っ先になんといってもジャケット写真に惹かれる。それだけで、購入する価値は・・?

SUMO Feat. SAMMY KASULE / MYSTIC DRUM ( LMNKV 39 )
A: Original Pepe Link Dub
B: Bangana Remix
Bangana Dub
music and lyrics written by Combo & Alf Tumble
art direction and photography Manuel & Co
produced by Sumo
LOVEMONK 2009

http://www.lovemonk.net/

EL GUINCHO
El Guinchoの" Alegranza " は平凡な日常から抜け出すためのお祭り騒ぎだ。カナリア諸島には珍しい鳥が多く棲息しているらしく、この " Alegranza " のジャケットに使われているオームもきっとそうだろう。スペインのバルセロナ
のミュージシャンPablo Diaz-Reixaの音楽もクラブミュージックともロックともポップスともつかない無国籍音楽を展開している。ここにも様々な文明の衝突/交錯した地中海的世界とも言える多元的世界が構築されている。最近ボクはこのヘレニズム的というかシンクレティズムする無国籍ジャズに無性に惹かれる。北アフリカ、パレスティナと小アジア、ギリシャ、スペイン、イタリア、東欧、それにスカンジナヴィアンの文化が混合した " ジャズ的なる
もの " は、グローバル化していく世界のなかでボクのアイデンティティ喪失ぎみの潜在意識に、ノスタルジックでバロキシズムの愛おしい感情を伴ってすっと滑り込んでくるんだ。" Alrgranza " での地中海沿岸の白い砂浜が広がる海岸都市バルセロナもまたイスラームやフランス、イタリアなどの文化が混ざり合って出来上がった都市だが、アントニ・ガウディ、パブロ・ピカソ、ジョアン・ミロの世界とエル・ギンチョの世界がボクのなかではリンクする。こうした音楽を多くの人がトロピカルと表現するが、熱帯の果実のようなアフロ・ファンク、フリースタイルのジャム・ミュージック、それともサイケ・トロピカル。太陽サンサンで白昼夢のような音楽だが、ドイツのクラウトロックとデトロイト・テクノに影響されたパブロ/エル・ギンチョの正体は深夜のクラブ空間で繰り広げられるサイケな司祭用ダンスミュージックだ。

EL GUINCHO / ALEGRANZA ( YTLP 013 )
1. Palmitos Park 2. Antillas 3. Fata Morgana 4. Kalise 5. Cuando Maravilla Fui 6. Buenos Matrimonios Ahi Fuera 7. Costa Paraiso 8. Prez Lagarto 9. Polca Mazurca
all songs performed and written by PabloDiaz-Reixa
tracks 1-4 recorded March 2007,
tracks 5-9 recorded April 2007
by Sergio Perez Garcia at Audiomayer, Gracia
mixed June and September 07
mastered by The Wonderful Mandy Parnell at Electric Mastering, London July 2008
TOUNG TURKS 2008

El Guincho - Other Music Premiere

El Guincho - Kalise
http://www.youtube.com/watch?v=bkQ0qZvP75Y

EL GUINCHO / PALMITOS PARK
A: Palmitos Park
B: Palmitos Park ( Version De The Rudy Suns )
白いヴィニール・ジャケットの上に黒一色のシルクスクリーンでプリントされた、70年代ポップアートを思わせる造りの7"シングル。レコードやCDは以前のように何万枚も売れるような時代ではなくなった。ヴィニール・ジャンキーなんて、果たして世界に何人いるのだろう。1000枚限定でも、即売り切れる時代ではないし、それならば、1枚々手作り感覚の戦略こそが必要だろう。このシングルだって、せいぜい500枚プレスされたものじゃないだろうか。レコードやCDが売れない時代、それは音楽の未来にとってとてもいいことだ。

WWW.MYSPACE.COM/ELGUINCHO

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2009年05月18日 03:34に投稿されたエントリーのページです。

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