DONALD BYRD/SLOW DRAG(BLUE NOTE BST84292)
ハードバップのスピードと、ソウルジャズやファンクのスピリチュアル/ブルーリズムと、A3「Books Bossa」にみられるボッサテイストのジャズダンスが見事なまでに1枚のアルバムとして昇華され構成されていて、現在のクラブジャズ・グルーヴにぴったり適応するアルバムの1枚である。nu jazzやFinn Jazzと言えども未だこのリアルジャズの水準までには至っていない。60年代のジャズをリアルタイムに経験した人たちに嫉妬心を覚えるほどだ。いまレコード買うなら60年代ブルーノートのこのあたりのものに限る。それ以外のものは多くが無駄使いというものだ。「Slow Drag」でのソニー・レッドのアルトのrespy toneとバードのトランペットのユニゾンやソロの渋さ、ニヒルさといったらもう言葉にできないほどカッコいい。輸入レコードの新譜なんてそんなに期待できないから、今年はまず第一に過去のリアルジャズを時間をかけて聴き直し、現在のnu jazz、Finn Jazz、Club Jazzの潮流に繋がる作品を1枚々紹介することにするよ。
Donald Byrd /Slow Drag'
( LP Blue Note Records 1967 )
Side 1:1.Slow Drag(Donald Byrd/time 9:40) 2.Secret Love(Webster-Fain/time 3:50) 3.Book's Bossa(ceder Walton/time 6:45)
Side 2:1.Jelly Roll(Sylvester Kyner/time 5:10) 2.The Loner(Cedar Walton-Ronnie Matthews/time 6:10) 3.My Ideal(Robbin-chase-Whiting/time 6:15)
Blue Note BST84292
Donald Byrd (tp) Sonny Red (as)
Cedar Walton (p) Walter Booker (b)
Billy Higgins (d, vo)
Rudy Van Gelder Studio, Englewood
Cliffs, NJ, May 12, 1967
cover photo by Charles Keddie cover design by Forlenza Venosa Associates
recording by Rudy Van Gelder produced b Alfred Lion
「Slow Drag」のカッコ良さとは比較にならないけど資料として「Black Jack」でも。
http://www.youtube.com/watch?v=OTOFwANldSY&feature=related
Comment (1)
本当に40~60年代辺りのジャズは内容が濃くて、ジャズのピークだったように思います。
しかし、"ブルーノート以外は無駄買い"というのはいかがなものでしょうか?
ドナルドーバードに関して言えば、ジジ・グライスとのコンボや、ジョージウォーリントンとのコンボなど、素晴らしいアルバムがたくさんあります。
(50年代後半辺りのものですが)
演奏はやはりプレイヤー本位ですし、レーベルのこだわるのは非常にもったいないように思います。
投稿者: ケン | 2008年01月11日 08:25
日時: 2008年01月11日 08:25