« CHRISTIAN PROMMER'S DRUMLESSON/DRUM LESSON VOL.1 | Main | Mute and continue »

LTC/A Different View

若いクラウドたちがこうしたジャズを聴き、踊る、そうだといいね

ジャズに関してまだブルーノートやプレステッジ、リヴァーサイドなどなどのレコードをやっと2000枚近くそれなりに聴き終えた素人だと思っているから大きなことは言えない。ジャズ的なるものとはそれほど奥が深い。このニッポンにはジャズに関して精通している先輩諸氏たちが多々おられ、彼らに少しは近付けたらといまは勉強中でもある。ジャズを聴くとき、ノスタルジックな記号だけは出来るだけ避けてレコードを選ぶようにしている。そして、強靭なバネと熱気を持つグルーヴか、渇いたニヒルなブルースコード、クール、スタイリッシュ、都市、モダニズムといった記号のあるものには注意を払って聴いていて、ハードバップでもやはりテンションの高揚するフリー直前のものか、それを通過した頃のものにいちばん惹かれる。(ブルーノートからの2枚のリイッシューとユニバーサルクラシックス&ジャズから発売されたアナログ復刻5+1も一緒に紹介しようと思ったけれど、時間がないので今日は2枚だけを)。

LTC/A Different View( RICKY-TICK RTCD08/COCB-53683)

リッキーチックからの新作。こうしたピアノトリオの作品が本当にリアルにクラブジャズ・シーンに受け入れられる時代になったのだろうか。"イタリア発。スタイリッシュな 「新世代ジャズ」 の極致!"か。若いクラウドたちがこうしたジャズを聴き、踊る、そうだといいね。こうしたモーダルでアフロ・キューバン、ハードバップなレコードをDJイングするDJはどこに存在しているんだろう。いたらnu thingsに紹介してよ。さて、LTCは、ピアノのピエトロ・ルッス、ベースのピエトロ・チャンガグニーニ、ドラムのロレンツォ・トゥッチから成るトリオ。LTCはニコラ・コンテ、ハイ・ファイヴ・クインテット、スケーマ・セクステットにも参加しており97年にはヨーロッパ・ジャズ・コンテストで優勝するなど、いまやイタリアのジャズシーンでは重要な位置にありメンバーは各々他にソロ作品もリリースしている。

PIETRO LUSSU piano
PIETRO CLANCAGLINI bass
LORENZO TUCCI drums
01.Just give Me Time 02.A Different View 03.The Holy Ghost 04.Magic Mirror 05.Meninos das Laranjas 06.Easy Does It 07.Antony and Cleopatra's Love 08.Shibuya Crossing 09.Breakfast with Silvia 10.I Wish I Knew How it Would Feel to Be Free 11.Japanese Crowd(bonus track)

http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=262476353

http://www.nu-things.com/blog/2007/06/give_the_game_away.html


NILS KROGH/DISPOSITION(Village Again VIA-0067CD)

ノルディック・ダンスシーンで’06年あたりから注目を集めだしたスウェーデンのイエテボリ出身の若きDJ、ジャズ・ピアニストのニルス・クロウが先に発表した12インチ「DISPOSITION」の6/8拍子で刻まれるモーダルな曲に彼の高い音楽性が垣間みれたが、それに続く彼のデビューアルバム。このCDにはジャズボッサ、ポエトリーディング、アフロ・キューバンなどのnu jazzの典型的パターンと、2001年頃のクープやユキミ・ナガノにみられた、いまやスウェーデンを象徴するイエテポリ・サウンドが聴ける。ここでの音楽こそnu jazzのメインストリーム(主流)といえるものだろう。11月に発売されたもので紹介するのが少し遅れたけれど、クラブジャズ(ダンスミュージック)をおさえたメジャーになってもおかしくないnu jazzだ。

*ちなみに2002年の初夏にスウェーデンのストックフォルムなど北欧に旅したときの古いブログでもどうぞ。開いたら右側にある数字の1をクリックして、→4から8までを。
http://www.nu-things.com/old_site/index.html

Trackback

http://www.nu-things.com/mtcgi/mt-tb.cgi/59

Comment (3)

東山 聡:

毎回、次々と新しくリリースされるCDやアナログ盤を少しでも多く聴きたいのですが、それもなかなかままならない現状でもあります。

多分次回、紹介されるでしょう、Staffan Abeleen QuintetのDowmstreamとArt Blakey and The Jazz Messengersを新たに購入し、聴いています。

阿木 譲:

暮れも押し迫ってからFinn Jazzやnu jazzの流れのなかで聴いておかなければならないレコードリリースが重なってしまって大変でしょう。慌てることなくボクのレコード評でも読んでから購入されるのが賢明かと思います。アナログ復刻5+1もすべて購入して聴いたけれど、コレクター受けといった感のものが多くすべてが良いとは言えなかったよ。

東山 聡:

阿木さんのレコード評は僕にとって重要な指針になっていて、これからもおおいに参考にさせていただきたいと思ってます。


アナログ復刻5+1は確かに、コレクターアイテムだけと言うか、あまりにそちらの方向に力が注がれている様な気がして、少々がっかりしました。例えばあの豪華?なジャケットにしても、あんな無駄なところに金をかけるなら、その分コストを下げてでも安く提供してほしかったのですが...

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年12月14日 03:43に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「CHRISTIAN PROMMER'S DRUMLESSON/DRUM LESSON VOL.1」です。

次の投稿は「Mute and continue」です。

→Main Page
→Archive Page

Powered by
Movable Type 3.35