今年もあと大晦日のカウントダウン・パーティを残してjaz' room nu thingsの予定はすべて完了。音楽に携わる人間にとっては、某輸入レコードショップの倒産などなどに象徴されるように、今年も悪いニュースばかりで、シーンもことさら新しい大きな動きもなにも起こらなく、不況、不作の年だった。今年発売されたレコードを整理していても、唯一RICKY-TICK周辺のFINN JAZZとCHRISTIAN PROMMER'S DRUMLESSON/DRUM LESSON VOL.1での新しいヴィジョンをみせてくれた片手で数えられるほどのアルバムが残っただけ。来年も、この業界はますます斜陽の影をおとして、考えられないほどの衰退ぶりを加速させるだろう。それはそのままボクやキミの日常にリアルに反映されるのだが。突然やってくる自然災害や経済破綻は別にしても、なにも起こらない退屈な時間が延々と流れるだけ。それも幸せのひとつの形なのかな。
あと2日もすれば、新しい年が明ける。けれど、きっと来年はもっともっと暗い時代が待ち構えているだろう。キミも覚悟しておいたほうがいいよ。それは音楽の先端の動きを俯瞰して冷静に眺めていたらみえてくるのだ。先端の音楽はある意味で予言的だからね。この数十年、先端音楽で時代を読み解いてきたけれど、外れたことは一度もなかった。先端音楽は嘘付かないのだ。それは人間の集合的無意識が世界のいたるところで同時にシンクロニシティに表出してきたものだからだ。さて、4年目に向かうjaz' room nu thingsは、関わってくれている意識的なミュージシャンやDJ、そしてオーガナイザーによって支えられ今年もなんとか乗り越えてこれました。でも、この場が次世代ミュージシャンによる物語が始まることなく、このまま凡庸な日常に窒息して前に進めないと感じたなら、すべてをリセットしてまた新しいことを一から始めるかも知れない。毎日々ドキドキして生きてなきゃ生きてる心地がしない性分だからね。年の終わりに、とりあえず店に出演してくれたすべてのミュージシャンとDJ、他のクラブやライヴハウスとは違う素晴らしいイヴェントを提供してくれたイヴェントオーガナイザー、そしてライヴやイヴェント、パーティーに足を運んでくれた数えられないほど多くのお客さんにありがとうと言っておきます。みなさんにとって来年も良いことがありますよう。いい年をお迎えください。ちょっと早いけれど、HAPPY NEW YEAR!!
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今年も一年間、楽しく読ませていただきました。阿木さんが先端の音楽を紹介するようになられてからこんなにも過去のもの(例えばBLUE NOTE etc)を紹介したことも『ジャズ的なるもの』になる前はあまりなかったことかと
思います。再解釈・再構築・そして脱構築するということはそれだけ受け手のアンテナがこれほどまでに精度を問われたことも無かったのではないかと思っています。個人的にはBobby Paunetto/FENWAY FUNK(LP FROM PAUNETTO'S POINT)やJAZZMANのご当地FUNKが印象に残っています。今年も仕事に忙殺され続けて大阪に行けずじまいでした。来年こそは是非、nu thingsに行きたいと思っております。よいお年をお過ごし下さい。
投稿者: 萩原 敏弘 | 2007年12月30日 13:29
日時: 2007年12月30日 13:29